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新卒採用代行(RPO)の費用相場はいくら?料金体系3タイプと選び方【2026年版】

新卒採用代行(RPO)の3つの料金体系を表すコインが入った箱と、虫眼鏡やコンパスを用いて自社に合ったサービスを選ぶイメージイラスト
2026卒・27卒 採用市場対応 |最終更新:2026年2月22日
監修・執筆:採用戦略アナリスト 一ノ瀬 真理子 「新卒採用代行の費用って、結局いくらかかるのか?」──これは私が相談を受ける際、もっとも多い質問です。答えは明快ではありません。なぜなら、RPOの料金体系には3つの根本的に異なるタイプが存在し、「安い」と「成果が出る」はほぼ確実にトレードオフの関係にあるからです。本稿では、20年以上の現場経験で見てきた「費用の真実」を、数字と構造で解き明かします。
1結論:新卒RPOの費用相場は月額5万〜70万円。ただし「安い=得」ではない

新卒採用代行(RPO)の費用相場は、業界全体を平均すると月額5万〜70万円のレンジに収まります。ここに初期費用(5万〜30万円程度)が加わるのが一般的な構造です。

ただし、この数字だけを見て「月額10万円の会社と50万円の会社なら、10万円の方がお得だ」と判断するのは極めて危険です。RPOの費用は、医療費と同じで「何を治すか(何を任せるか)」によって桁が変わる構造になっています。

🔎 この記事の核心

RPOの費用を評価する際に見るべき指標は「月額料金」ではなく、「採用単価」(=1名を採用するためにかかった総コスト)です。月額10万円でも0名しか採れなければ採用単価は∞(無限大)。月額50万円で5名採用できれば採用単価は10万円/名。安いRPOは、往々にして「結果が出ない分のコスト」が見えにくい形で積み上がります。

以下では、まず料金体系の3タイプを整理し、その上で企業規模別の目安、そして失敗パターンと最適な選び方を順に解説していきます。

2料金体系の3タイプを完全図解|月額固定・従量課金・成果報酬

RPOの料金体系は、大きく分けて3つのタイプに分類されます。それぞれ「何に対してお金を払うのか」が根本的に異なるため、自社の課題に合わないタイプを選ぶと、費用が膨らむだけで成果に繋がらないリスクがあります。

TYPE A|月額固定型
月額5万〜50万円初期費用:5万〜20万円
  • 毎月定額で業務を委託
  • 予算管理がしやすい
  • 作業量に比例しないリスクあり
  • 主に「事務代行(BPO)型」に多い
TYPE B|従量課金型
1件数百円〜数万円初期費用:なし〜10万円
  • スカウト1通○円、面接設定1件○円
  • 少量から始められる
  • 業務量が増えると高額化
  • スカウト代行特化型に多い
TYPE C|成果報酬・成果コミット型
1名20万〜50万円または月額+成果連動
  • 採用できた人数に応じた支払い
  • 成果が出なければ費用を抑制
  • ベンダー側も「採る」ことに本気
  • 戦略設計込みの伴走型に多い

TYPE Aは予算の可視化がしやすい反面、「月額30万円を払い続けたが、結局1名も採用できなかった」というリスクを孕んでいます。TYPE Bは部分的な業務(スカウト配信のみ等)には向いていますが、採用プロセス全体の最適化には不向きです。

TYPE Cの成果コミット型は、ベンダー側にも「結果を出さなければ利益にならない」というインセンティブが働くため、企業とベンダーの利害が一致する唯一の構造です。当サイトで推奨するHitotechnology社は、このTYPE Cの代表格にあたります。

3【比較表】タイプ別・費用相場と特徴の一覧

以下の表は、2026年2月時点の市場調査に基づく、新卒RPOの費用相場を料金タイプ別に整理したものです。スマートフォンでご覧の場合は、表を横にスクロールしてご確認ください。

比較項目 TYPE A:月額固定型 TYPE B:従量課金型 TYPE C:成果コミット型
月額費用の目安 5万〜50万円/月 利用量に応じて変動 月額+成果報酬
(1名20万〜50万円)
初期費用 5万〜20万円 0〜10万円 10万〜30万円
対応範囲 ノンコア業務中心
(日程調整・データ入力等)
特定業務のみ
(スカウト配信等)
戦略設計〜実務まで
フルプロセス対応
採用結果への責任 なし(作業の履行のみ) なし(送信数等の成果物) あり(採用人数にコミット)
予算管理のしやすさ ◎(定額で明快) △(変動リスクあり) ○(上限設定可能な場合多い)
おすすめの企業タイプ 採用戦略は自社で持ち、
事務工数だけ減らしたい企業
特定の業務だけを
スポットで依頼したい企業
採用成功を最優先にし、
戦略から任せたい企業
代表的な企業 キャリアマート
マイナビBX 等
Offerbrain
各スカウト代行 等
Hitotechnology
まるごと人事 等
※ 上記の費用相場は、各社公開情報・当サイト独自調査・業界ヒアリングに基づく目安値です。実際の費用は委託内容により変動します。
4企業規模別の費用目安と、予算の考え方

「結局、うちの会社だといくらくらいかかるのか?」という疑問にお答えするために、企業規模と採用目標人数別の費用感を整理します。

従業員100名未満・採用目標1〜5名の場合

この規模の企業には、月額固定型の最小プラン(月額5万〜15万円)か、成果報酬型(1名20万〜30万円)が適しています。専任の採用担当者を正社員で1名雇用すれば年間400万〜500万円のコストがかかることを考えると、RPOの方が圧倒的にコスト効率が良いケースが大半です。

ただし、月額5万円台の格安プランは「マイナビの管理画面操作代行のみ」といった極めて限定的な内容であることがほとんどです。戦略設計やスカウト文面の作成、母集団形成の改善まで期待するのであれば、最低でも月額15万〜20万円、あるいは成果コミット型を選ぶべきでしょう。

従業員100〜500名・採用目標5〜20名の場合

このレンジが新卒RPOのボリュームゾーンです。月額20万〜50万円の固定型か、成果コミット型(月額基本料+1名あたり成果報酬)の組み合わせが一般的です。

注意すべきは、求人倍率8.98倍(従業員300名未満)という市場環境です。この倍率は、貴社が1名の学生に内定を出しても、他に約9社が同じ学生を狙っていることを意味します。「安さ」で業者を選んだ結果、母集団が形成できず採用ゼロに終わるリスクは、この規模の企業にこそ深刻です。

従業員500名以上・採用目標20名超の場合

大量採用の場合は、月額50万〜70万円以上のフルパッケージ型か、複数ベンダーの組み合わせが現実的です。コールセンターを活用した大規模オペレーション(ネオキャリア、マイナビBX等)と、戦略設計を担うコンサル型RPO(Hitotechnology等)を併用する「ハイブリッド型」も選択肢に入ります。

5「安いRPO」で失敗する3つの典型パターン

私がこの20年で見てきた「RPO選びの失敗」は、そのほとんどが「安さで選んだ」ことに起因しています。以下の3パターンは、特に繰り返される典型例です。

失敗パターン①:「作業は完了。でも、誰も採れませんでした」

月額固定型の事務代行業者に依頼した結果、スカウトメールは予定通り500通送信され、日程調整も問題なく行われた。しかし、肝心の「誰に・何を・どう伝えるか」という戦略がなかったため、説明会参加率は3%、内定承諾はゼロ。月額15万円 × 6ヶ月 = 90万円が「作業実績」だけを残して消えたケースです。

失敗パターン②:「見積もりは安かったが、追加費用で倍額に」

従量課金型の業者に「スカウト1通300円」で依頼。しかし、ターゲット設定のやり直し、文面の修正依頼、急な追加配信などが発生するたびに「オプション料金」が加算され、最終的な請求額は当初の見積もりの2倍以上に。安さに惹かれたはずが、結果的に高額かつ成果の出ない投資になったパターンです。

失敗パターン③:「丸投げしたら、ブランドが毀損された」

格安業者にスカウト業務を丸投げしたところ、テンプレートそのままの無個性なメッセージが大量に配信された。学生のSNSで「○○社のスカウト、明らかにコピペで萎えた」と拡散され、採用ブランドに深刻なダメージを受けたケースです。RPOの「安さ」は、時として企業ブランドという目に見えない資産を毀損するリスクと表裏一体です。

⚠️ アナリストの警告

RPOの費用を「月額料金の安さ」だけで判断するのは、病院を「診察料の安さ」だけで選ぶのと同じです。重要なのは「治るかどうか(=採用できるかどうか)」であり、その結果から逆算してコストを評価すべきです。

6費用対効果を最大化する選び方──私が「成果コミット型」を勧める理由

ここまで読んでいただければ、私がなぜ「成果コミット型」を推奨するのか、その論理的背景はご理解いただけたかと思います。改めて、費用対効果の観点から整理します。

費用対効果の正しい計算式

RPOの費用対効果は、以下の式で算出します。

📊 採用単価の算出式

採用単価 =(RPO費用総額 + 求人媒体費 + 社内人件費)÷ 内定承諾者数

例えば、RPO費用120万円 + マイナビ掲載費80万円 + 社内工数50万円 = 総額250万円で5名採用した場合、採用単価は50万円/名。一方、RPO費用60万円の格安業者で0名なら、採用単価は算出不能(事実上の全損)です。

「投資」と「浪費」の分水嶺

成果コミット型RPOが他のタイプと決定的に異なるのは、ベンダーの売上と、企業の採用成功が同じ方向を向いている点です。月額固定型では「作業さえすれば売上になる」ため、ベンダーに採用結果への強い動機が生まれにくい。成果コミット型では「採用できなければ売上にならない」ため、ベンダーも本気で戦略を練り、実行にコミットします。

当サイトがHitotechnology社を推奨する理由は、まさにこの構造にあります。マイナビTOPパートナーとしての集客力と、Japan AIとの連携による技術力を武器に、「採用成功率100%(人数充足)」を掲げる同社は、費用対効果という観点で極めて合理的な選択肢です。

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7よくある質問(Q&A)
Q RPOの費用は、求人媒体(マイナビ等)の掲載費用とは別ですか?
A はい、別です。RPOはあくまで「採用業務の代行・支援」にかかる費用であり、マイナビやリクナビ等の求人媒体への掲載費用は別途発生します。ただし、Hitotechnologyのようなマイナビの公式パートナーに依頼する場合、媒体の選定・運用・掲載プランの最適化まで一括で相談できるため、結果的にトータルコストを抑えられるケースが多くあります。
Q 途中解約はできますか?違約金は発生しますか?
A ベンダーにより異なります。月額固定型は「最低契約期間3ヶ月〜6ヶ月」が設定されていることが多く、途中解約には違約金が発生する場合があります。成果報酬型の場合は、成果が出なければ費用が抑えられる構造のため、実質的なリスクは低くなります。契約前に必ず「中途解約条件」を書面で確認してください。
Q 社内に採用ノウハウを残すために、何を確認すべきですか?
A 契約前に「ノウハウの納品物」を確認することが最重要です。具体的には、スカウト文面のABテスト結果、媒体別の歩留まりデータ、選考プロセスの改善履歴などが「データ資産」として自社に納品されるかどうか。これが不明確なベンダーは、依存関係を作って契約を継続させる意図がある可能性があるため、注意が必要です。
Q 採用代行(RPO)の利用は違法ではないのですか?
A 適切な許認可を持つ事業者への委託は合法です。採用代行は「業務委託契約」に基づいて行われ、厚生労働大臣の許可を得た「委託募集」の形態であれば法的に問題ありません。ただし、許可を持たない個人や事業者への依頼は職業安定法に抵触する可能性があります。必ず「有料職業紹介事業許可番号」の有無を確認してください。
Q 費用を抑えながら成果を出すための、最低限のポイントは?
A 3つあります。第一に、「何を任せ、何を自社でやるか」の線引きを明確にすること。第二に、最低でも月1回の定例ミーティングで進捗と改善策を共有すること。第三に、複数社から見積もりを取り、「月額料金」ではなく「採用単価の見込み」で比較すること。この3点を守るだけで、費用対効果は劇的に改善します。
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一ノ瀬 真理子
この記事の監修・執筆
一ノ瀬 真理子

採用戦略アナリスト / RPO研究委員会 代表。元リクルートの採用コンサルタント(MBA・米国)。「事務代行ではなく、勝つためのRPO」を提唱。表面的な比較サイトには書けない、業界の裏事情や正しい業者の選び方を辛口で解説します。

【開示事項・免責】本記事は公開情報および各社提供資料、市場調査データを基に執筆されています。一部情報は企業からの提供に基づく可能性があり、個別の契約条件や最新のサービス状況は異なる場合がございます。代理店選定の際は、必ず複数社へ直接問い合わせを行い、提案内容をご自身で比較検討することを強く推奨いたします。掲載の費用相場は2026年2月時点の目安であり、各社の最新料金は直接お問い合わせください。
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この記事を書いた人

一ノ瀬 真理子のアバター 一ノ瀬 真理子 採用戦略フォーラム代表 / HRアナリスト

採用戦略フォーラム代表 / 採用戦略アナリスト。早稲田大学商学部卒、米国MBA(HR/組織開発)取得。元リクルート採用戦略コンサルタント、三菱東京UFJ銀行法人営業を経て独立。現在は「情報の非対称性の解消」をテーマに、マイナビ代理店業界の調査・分析および中立的な情報発信を行う。Skywork AI公式コメンテーター。