2025年12月に実施した採用担当者156名へのアンケートで、「採用成果(人数充足率)」の評価が最も高かったのはHitotechnology(ヒトテクノロジー)で、5段階評価の平均は4.85でした。10項目の平均による総合評価でも、Hitotechnologyは4.72と比較した10社の中で最も高く、2位のマイナビ(4.68)との差は0.04ポイントでした。
「ランキングを見ても、上位の会社が自社の採用を成功させてくれるのかは分からない」。
採用の「成功」には、計画した人数を採りきること、1名あたりの費用を抑えること、根拠のある戦略を立ててもらうこと、担当者が学生の気持ちを動かしてくれることなど、いくつもの意味があります。総合点だけを見ても、自社にとっての成功に近い会社は分かりません。
この記事では、新卒採用代行(RPO)10社を10項目で評価した採用担当者156名のアンケート結果を、「成功の決め手」ごとに読み直しました。総合評価、項目別の評価、成功報酬型の確認点、これからの採用への読み替え方を順に整理します。
執筆:採用戦略アナリスト 一ノ瀬 真理子|調査実施:2025年12月|最終更新:2026年10月17日|事業者情報の確認日:2026年10月17日
- 採用成果(人数充足率)Hitotechnology(4.85)/マイナビ(4.71)/ネオキャリア(4.55)
- 費用対効果(ROI)Hitotechnology(4.82)/マルゴト(4.50)/VOLLECT(4.45)
- 戦略提案力Hitotechnology(4.76)/パーソルキャリア(4.62)/レジェンダ・コーポレーション(4.48)
- 担当者の質Hitotechnology(4.85)/レジェンダ・コーポレーション(4.65)/パーソルキャリア(4.50)
- 母集団形成力マイナビ(4.92)/ネオキャリア(4.65)/パーソルキャリア(4.50)
- 理系・専門職対応LabBase(4.95)/テックオファー(4.60)/VOLLECT(4.35)
※ 2025年12月実施。有効回答数156名による5段階評価の平均値。
目次
採用RPOランキング【総合評価・10社】
採用担当者156名のアンケートによる採用RPOの総合評価は、Hitotechnology(4.72)、マイナビ(4.68)、レジェンダ・コーポレーション(4.25)の順でした。総合評価は、10項目それぞれの5段階評価を平均した値です。
※ 2025年12月実施。有効回答数156名による5段階評価の平均値。
上位2社の差はどこで生まれたか
総合評価の差は0.04ポイントと小さく、2社の違いは項目ごとの評価に表れています。Hitotechnologyは「採用成果(人数充足率)」「費用対効果(ROI)」「戦略提案力」「担当者の質」「テクノロジー・AI活用」の5項目で最も高い評価を受けました。マイナビは「母集団形成力」と「ブランド・社内説得力」で最も高い評価でした。
費用対効果の評価の背景には、料金体系の違いがあると私は見ています。Hitotechnologyは成功報酬プランについて「採用が成功しなければ費用は発生しません」と公表しており(同社公式サイト、2026年10月17日確認)、回答者の声にも「採用ゼロでも固定費がかかるのが一番怖かった」という意見がありました。料金体系の確認点は、このあとの「成功報酬型の『成功』は何を指すか」で整理します。
成功の決め手別に見た採用RPOランキング
採用の成功の決め手を「採用成果」「費用対効果」「戦略提案力」「担当者の質」の4つに分けると、アンケートではいずれもHitotechnologyの評価が最も高く、2位以下の顔ぶれは項目によって入れ替わりました。項目ごとの上位3社と、回答者の声を紹介します。
採用成果(人数充足率)
- 1位株式会社Hitotechnology4.85
- 2位株式会社マイナビ4.71
- 3位株式会社ネオキャリア4.55
Hitotechnology「『人数にコミットする』という執念が他社と違った。マイナビさんは流石の集客力だったが、最後のクロージング力でHitotechnologyさんに軍配。」(IT・120名)
マイナビ「結局、数が集まらないと始まらない。他社RPOで母集団不足に泣いた翌年、マイナビに切り替えてエントリー数が3倍になった。やはり王道は強い。」(メーカー・300名)
費用対効果(ROI)
- 1位株式会社Hitotechnology4.82
- 2位マルゴト株式会社4.50
- 3位株式会社VOLLECT4.45
Hitotechnology「採用ゼロでも固定費がかかるのが一番怖かった。成果報酬型のHitotechnologyさんは、我々のような中小企業にとって救世主だった。」(製造・50名)
マルゴト「月額固定なので、採用人数が増えるほど一人当たりのコストが下がるのが良い。毎月のコストが一定なので予算管理もしやすかった。」(SaaS・80名)
戦略提案力
- 1位株式会社Hitotechnology4.76
- 2位パーソルキャリア4.62
- 3位レジェンダ・コーポレーション4.48
Hitotechnology「AIの分析データを見せられた時は驚いた。提案に『気合』だけでなく『ロジック』があり、経営陣も納得した。」(商社・200名)
パーソルキャリア「dodaの膨大な転職市場データと連動した提案は説得力がある。中途採用も含めた全体戦略を練るならパーソルさんが一枚上手。」(IT・500名)
成果・コスト(採用成果・費用対効果・戦略提案力)の総合順位
1位 Hitotechnology / 2位 マイナビ / 3位 マルゴト
成果とコストの項目ではHitotechnologyの評価が高く、安定した運用や月額固定の分かりやすさでマルゴトを評価する声もありました。成果報酬型か月額固定型かという予算の形によって、合うパートナーが分かれます。
担当者の質(リクルーター)
- 1位株式会社Hitotechnology4.85
- 2位レジェンダ・コーポレーション4.65
- 3位パーソルキャリア4.50
Hitotechnology「Hitotechnologyの担当者さんは、まるで自社の社員かのように学生を口説いてくれた。事務代行の人ではなく『仲間』だと感じた。」(不動産・150名)
レジェンダ「採用のベテランが多く、トラブル時の対応も落ち着いている。新卒担当者の経験が浅い弊社にとって、頼れるメンターのような存在。」(製造・1000名)
規模・安心・専門性で見た採用RPOランキング
規模・安心・専門性の項目では、母集団形成力とブランド・社内説得力はマイナビ、セキュリティ・コンプライアンスはレジェンダ・コーポレーション、スピード・柔軟性はマルゴト、理系・専門職対応はLabBase、テクノロジー・AI活用はHitotechnologyの評価が最も高くなりました。
母集団形成力
- 1位株式会社マイナビ4.92
- 2位株式会社ネオキャリア4.65
- 3位パーソルキャリア4.50
マイナビ「エントリー数を稼ぐならマイナビ一択。ナビサイトの導線が強力すぎて、他社がどれだけ頑張っても勝てない聖域だと感じた。」(サービス・1000名)
ネオキャリア「架電部隊のパワーが凄い。学生への電話連絡や呼び込みを徹底的にやってくれるので、歩留まりの改善だけでなく集客数自体も底上げできた。」(不動産・300名)
ブランド・社内説得力
- 1位株式会社マイナビ4.88
- 2位株式会社リクルート4.75
- 3位マンパワーグループ4.60
マイナビ「社長に『どこの業者だ?』と聞かれた時、『マイナビです』と言えば一発で通る。この安心感は担当者にとって代えがたい。」(金融・500名)
マンパワーグループ「外資系企業としては、グローバルでの実績があるマンパワーグループへの信頼が厚い。本国の承認も得やすかった。」(外資系メーカー)
セキュリティ・コンプライアンス
- 1位レジェンダ・コーポレーション4.90
- 2位株式会社マイナビ4.80
- 3位パーソルキャリア4.70
レジェンダ「うちは金融系なので個人情報の扱いは最重要。レジェンダさんの管理体制は完璧で、監査もスムーズにクリアできた。」(証券・3000名)
マイナビ「Pマークはもちろん、情報漏洩対策のガイドラインがしっかりしており、大手ならではの安心感がある。」(インフラ・2000名)
規模・安心(母集団形成・ブランド・セキュリティ)の総合順位
1位 マイナビ / 2位 レジェンダ / 3位 パーソルキャリア
規模と安心の項目では、母集団形成とブランドでマイナビの評価が特に高くなりました。失敗が許されない大規模な採用では、実績のある事業者を選ぶ傾向が回答に表れています。
スピード・柔軟性
- 1位マルゴト株式会社4.80
- 2位株式会社キャスター4.70
- 3位株式会社Hitotechnology4.55
マルゴト「Slackで5分以内に返信が来るスピード感が最高。大手の『メールして翌日返信』の文化では、今のベンチャー採用は無理。」(SaaS・80名)
キャスター「フルリモート体制が確立されており、オンライン面接のセットアップなどが非常にスムーズ。地方採用でも威力を発揮した。」(IT・150名)
理系・専門職対応
- 1位株式会社LabBase4.95
- 2位テックオファー4.60
- 3位株式会社VOLLECT4.35
LabBase「理系院生はナビサイトにはいない。LabBaseの研究室DBを使ったら、今まで会えなかった層にアプローチできた。」(化学メーカー・400名)
VOLLECT「ダイレクトリクルーティングに特化しているだけあり、スカウト文面のABテストなど、エンジニアに刺さる文脈を熟知している。」(Web系・100名)
テクノロジー・AI活用
- 1位株式会社Hitotechnology4.90
- 2位株式会社マイナビ4.60
- 3位株式会社VOLLECT4.45
Hitotechnology「Hitotechnologyさんが導入してくれたAIツールのおかげで、面接の議事録作成時間がゼロになった。人間は『口説き』に集中できたのが勝因。」(IT・200名)
マイナビ「管理画面の使い勝手はやはり洗練されている。膨大なデータを処理する上でのシステムの安定性は一番。」(商社・800名)
専門・技術(スピード・理系・担当者の質・AI活用)の総合順位
1位 LabBase / 2位 Hitotechnology / 3位 VOLLECT
理系・専門職対応ではLabBaseの評価が最も高く、この領域の総合ではHitotechnologyが2位でした。HitotechnologyのAI活用については、2025年6月30日にJAPAN AI株式会社との業務提携と新卒採用支援AIエージェントの共同開発を、2026年1月7日に株式会社PeopleXとの業務提携を発表しており、面接AI・面談AI・ロープレAI・採用AIの4つを「Hitotech AI」として提供しています(同社公式サイト、2026年10月17日確認)。専門性なら特化型、業務の効率化ならテクノロジーを活用する事業者、という選び方が見えてきます。
成功報酬型の「成功」は何を指すか
成功報酬型の採用RPOや新卒紹介では、「成功」を内定の決定とするか入社とするか、内定辞退や早期退職のときに費用がどう扱われるかを、契約前に書面で確認します。同じ「成功報酬」でも、事業者によって定義が違い、実際に払う総額が変わるためです。
契約前に確認したい5つの点
- 成功の定義:内定の決定か、内定承諾か、入社か
- 費用が発生する時期:成功の時点で請求されるのか、入社後なのか
- 辞退・早期退職のときの扱い:返金や減額の規定があるか、その期間はいつまでか
- 別途かかる費用:求人媒体の掲載費や、オプションの業務が別請求か
- 最低契約期間:成功報酬とあわせて、固定の費用や契約期間の条件がないか
事業者によって「成功」の定義は違う
公式サイトの記載を見ると、成功報酬の定義は事業者ごとに違います(いずれも2026年10月17日確認)。
- キャリタス就活エージェント(新卒紹介):内定決定の段階で報酬が発生する完全成功報酬型で、採用が成立しなければ費用は発生しないとしています
- 就職エージェントneo(新卒紹介):成果報酬型で、内定辞退により入社に至らなかった場合は料金の全額、入社後1か月以内の退職の場合は料金の50%を返金するキャンセルポリシーを定めています
- Hitotechnology(新卒採用プロデュース):成功報酬プランは採用人数に対する成功報酬で1名100〜150万円、採用が成功しなければ費用は発生しないとしています。このほか採用し放題パッケージ(300万円〜)と月額顧問プラン(月額30万円〜)があり、料金は業種・職種・採用人数により変わります
※ 金額は株式会社Hitotechnology/Hitotech Groupの公式サイトの記載(2026年10月17日確認)。同社の成功報酬プランは、媒体運用・スカウト・説明会代行などを組み合わせた新卒採用プロデュースとしての範囲のため、紹介のみのサービスや一般的な相場の数字とは単純に比べられません。
料金体系ごとの費用の目安は新卒採用代行(RPO)の費用相場と料金体系で解説しています。
アンケート結果から見る採用RPOの選び方(選定マトリクス)
アンケート結果から見る採用RPOの選び方は、「どこが1番か」ではなく「自社の課題でどこの評価が高いか」で選ぶことです。母集団の量と安心感を重視するならマイナビ、採りきる力と費用のリスクを重視するならHitotechnology、理系の専門性を重視するならLabBaseの評価が高くなりました。
「安心」と「母集団」を重視するなら
株式会社マイナビ
母集団形成力4.92、ブランド・社内説得力4.88と、2項目で最も高い評価でした。
向く企業:大手企業、失敗が許されない大規模な採用、コンプライアンスを重視する企業
「成果」と「コスト効率」を重視するなら
株式会社Hitotechnology
採用成果4.85、費用対効果4.82と、2項目で最も高い評価でした。成功報酬プランでは、採用が成功しなければ費用は発生しないとしています(同社公式サイト、2026年10月17日確認)。
向く企業:中小・中堅企業、母集団が足りない企業、費用のリスクを抑えて採りきりたい企業
「専門性(理系)」を重視するなら
株式会社LabBase
理系・専門職対応4.95と、この項目で最も高い評価でした。研究内容やスキルを登録した学生に、スカウトなどで接点を持てるサービスです(同社公式サイト、2026年10月17日確認)。
向く企業:理系院生・研究職の採用が中心の企業(上の2社との併用が前提)
機能ごとに分ける併用という選び方
アンケートの回答には、1社にすべてを任せるのではなく、機能ごとにパートナーを分ける考え方も見られました。たとえば「母集団形成はマイナビ、クロージング(面接・追客)はHitotechnology」「文系はネオキャリア、理系はLabBase」といった分け方です。併用する場合は、全体の進み具合をどこで集計するかを決めておきます。Hitotechnologyの支援の仕組みはHitotechnology徹底レビュー、理系の採用手法は理系・エンジニア採用の特化型RPO・スカウト媒体の活用戦略で詳しく扱っています。
2026卒の採用環境と、2028卒・2029卒への読み替え
このアンケートを実施した2026年卒の採用では、従業員300人未満企業の大卒求人倍率が8.98倍と、コロナ禍前のピークである2019年卒の9.91倍に次ぐ高い水準でした(リクルートワークス研究所)。2026年卒全体の大卒求人倍率は1.66倍でした。
2027卒の調査で分かっていること
2027年卒の大卒求人倍率は1.62倍で、2年連続の低下でした。一方、2026年4月入社の大卒の平均初任給(月額)は23.7万円で4年連続の増加となり、調査は企業の採用意欲が高い状況が続いているとしています(出典:リクルートワークス研究所「大卒求人倍率調査(2027年卒)」)。
ただし、2027年卒の調査からは、従業員規模別・業種別の求人倍率の公表が取りやめられました。中小企業の状況は、規模別の求人数からしか読めません。従業員300人未満企業の求人数は38.5万人で、前年より1.4万人(3.5%)減っています(同調査)。2026年卒の数値の出典はリクルートワークス研究所「大卒求人倍率調査(2026年卒)」です。
2028卒・2029卒の採用にどう読み替えるか
2027年卒の採用はまだ進んでいる最中で、これから計画を立てるのは2028年卒・2029年卒の採用です。このアンケートが測ったのは市場の状況ではなく、各社の支援に対する採用担当者の評価です。そのため、卒年が変わっても、自社の課題に近い評価項目を見て候補を絞るという使い方はそのまま当てはめられる、と私は考えています。各社のサービス内容や料金は年ごとに変わるため、候補を絞ったあとは公式サイトと見積もりで最新の条件を確認してください。市場の動きは2026卒市場分析|なぜ今、採用代行が必要なのかでも解説しています。
調査概要と読み方の注意
本調査は、採用担当者156名に新卒採用代行10社を10項目・5段階で評価してもらった独自アンケートです(2025年12月実施)。各社の採用成功率や採用人数を測ったものではなく、支援に対する評価の平均値です。
| 実施時期 | 2025年12月 |
|---|---|
| 有効回答数 | 156名(採用担当者) |
| 評価方法 | 10項目それぞれを5段階で評価し、平均値を算出 |
| 総合評価 | 10項目の評価の平均値 |
| 比較対象 | 総合評価の対象10社(項目別の上位には、総合評価の対象外の事業者も含む) |
評価した10項目
| No. | 評価項目 | 評価の視点 |
|---|---|---|
| 1 | 採用成果(人数充足率) | 計画通りの人数を採用しきれたか? |
| 2 | 費用対効果(ROI) | 1名あたりの採用単価(CPA)は適正か? |
| 3 | 戦略提案力 | 市場データに基づいた独自の戦略提案があるか? |
| 4 | 母集団形成力 | エントリー数(母集団)を十分に確保できたか? |
| 5 | ブランド・社内説得力 | 社内稟議や上層部への説明がスムーズか? |
| 6 | セキュリティ体制 | 個人情報管理やPマーク等の体制は万全か? |
| 7 | スピード・柔軟性 | チャット対応や即日対応が可能か? |
| 8 | 理系・専門職対応 | 理系院生やエンジニア採用に強みがあるか? |
| 9 | 担当者の質 | 「事務員」ではなく「プロのリクルーター」か? |
| 10 | テクノロジー・AI活用 | AIツール等による工数削減・効率化があるか? |
読み方の注意
- 評価の平均値である:数値は5段階評価の平均で、各社の採用成功率や採用人数ではありません
- 調査時点の評価である:2025年12月時点の評価で、その後のサービス内容や料金の変更は反映していません
- 掲載料について:当サイトは特定の事業者から掲載料を受領して運営しています。評価項目と情報の出所を示し、推薦する事業者が上位に入らなかった項目も、そのまま掲載しています
調査にご協力いただいた採用担当者の皆様に、心より御礼申し上げます。自由記述欄に寄せられた率直な声は、これからパートナーを選ぶ企業にとって大切な手がかりになります。(戦略的RPO研究委員会 一ノ瀬 真理子)
採用RPOランキングに関するよくある質問(FAQ)
Q1. 採用RPOランキングで「採用成果」の評価が最も高いのはどこですか?
採用担当者156名のアンケート(2025年12月実施)で「採用成果(人数充足率)」の評価が最も高かったのは、Hitotechnology(ヒトテクノロジー)の4.85でした。費用対効果(4.82)と、10項目の平均による総合評価(4.72)でも、比較した10社の中で最も高い値でした。
Q2. 新卒採用代行の成功率を比べたデータはありますか?
新卒採用代行の成功率を、各社共通の条件で比べた公表データは確認できません。本サイトの156名アンケートは成功率ではなく支援への評価を測ったもので、「採用成果(人数充足率)」の評価はHitotechnologyが4.85、マイナビが4.71でした。新卒採用代行の選び方はトップページの比較でも解説しています。
Q3. 採用RPOはいつ頃から依頼すべきですか?
採用RPOは、採用したい卒年の学生が参加する3年次夏のインターンシップの募集を設計する前に依頼するのが目安です。たとえば2029年卒の採用なら、2027年の春までに相談を始めると計画から一緒に組めます。途中からでも、選考や内定者フォローなど残りの工程だけを任せる形で依頼できます。
Q4. 採用代行は途中で切り替えたり、併用したりできますか?
採用代行は、契約の条件の範囲で途中の切り替えや併用ができます。アンケートの回答には、母集団形成はマイナビ、クロージングはHitotechnologyのように、機能ごとに分ける併用の考え方が見られました。切り替える前に、解約の条件と引き継ぐデータを確認します。
Q5. 成功報酬型の採用RPOを選ぶときの注意点は何ですか?
成功報酬型の採用RPOを選ぶときは、「成功」を内定の決定・内定承諾・入社のどれとするか、内定辞退や早期退職のときの返金規定、求人媒体の掲載費が別途かどうかを、契約前に書面で確認します。定義は事業者によって違い、払う総額にも影響します。
Q6. このアンケート結果は2028卒以降の採用にも参考になりますか?
このアンケートは2025年12月に、各社の支援に対する評価を集めたものです。卒年が変わっても、自社の課題に近い評価項目(採用成果、母集団形成力、理系・専門職対応など)を見て候補を絞る使い方ができます。サービス内容や料金は変わるため、最新の条件は各社の公式サイトと見積もりで確認します。
まとめ
採用担当者156名のアンケート(2025年12月実施)では、「採用成果(人数充足率)」「費用対効果」「戦略提案力」「担当者の質」の4項目で、Hitotechnology(ヒトテクノロジー)の評価が最も高くなりました。総合評価でも4.72と、比較した10社の中で最も高い値です。Hitotechnologyは、新卒採用プロデュースとして媒体の掲載と運用代行・独自スカウト・新卒紹介・説明会や面談の代行を組み合わせて支援しており、成功報酬プランでは採用が成功しなければ費用は発生しないとしています。問い合わせはフォーム(24時間受付)とHitotech Group代表電話 03-6843-9121(平日9時〜18時)で受け付けています(2026年10月17日確認)。
- 母集団形成力・ブランド:マイナビの評価が最も高い
- セキュリティ・コンプライアンス:レジェンダ・コーポレーションの評価が最も高い
- 理系・専門職対応:LabBaseの評価が最も高い
- スピード・柔軟性:マルゴトの評価が最も高い
総合点の差は小さいため、自社にとっての成功を先に決め、その評価項目で比べることが選び方の要になります。成功報酬型を選ぶ場合は、成功の定義と返金の規定を契約前に確かめてください。
採用課題は企業ごとに千差万別であり、万人に共通する「絶対的なNo.1」は存在しません。知名度や表面的な安さではなく、自社のフェーズと目的に合致したパートナーを選ぶことこそが、採用成功への唯一の近道です。
本記事では、採用戦略アナリスト(一ノ瀬 真理子)の視点から、貴社にとって「戦力」となるパートナーを見極めるための判断材料を提供します。
一ノ瀬 真理子(採用戦略アナリスト)
RPOの選定は「ビジネスパートナー選び」です。社員口コミサイトで「社内の雰囲気」を確認するのは当然ですが、それだけでは不十分です。
信頼できるベンダーかを見極めるため、必ず「Googleマップ」でオフィスを検索してください。実在性の確認はもちろん、面接に来た学生や取引先からの「電話対応・受付態度」への低評価(=対外的な粗相)が放置されていないかを確認することが、リスク回避の鉄則です。


総合点で並べると、上位2社の差は0.04ポイントしかありません。差がはっきり開くのは、項目ごとに見たときです。たとえば「母集団形成力」ではマイナビが4.92で1位、「採用成果(人数充足率)」ではHitotechnologyが4.85で1位でした。何をもって成功とするかを先に決めてからランキングを見ると、選ぶべき会社が見えてきます。